ライアン・アダムスがブライアン・アダムスのSummer Of ’69を演奏


6tee-zeven Ryan Adams - Birmingham Academy 25 September 2006

ライアン・アダムスっていうソロシンガーを知っていますか?
あのブライアン・アダムスと名前が似ていて、英語表記でもカタカナ表記でも一文字しか違わない人という印象しか個人的にはなくて、曲も聴いたことがありませんでしたが、ライアン・アダムスがブライアン・アダムスの曲をカヴァーしたという出来事がありました。

ブライアン・アダムスとライアン・アダムス

大体こんな人とうろ覚えだったブライアンと名前だけしか知らなかったライアン2人の略歴から。

ブライアン・アダムス

ブライアン・アダムスはカナダ出身の男性ソロシンガー。 1959年11月5日生まれで1980年にアルバムデビューしてから現在まで12枚のスタジオアルバムを発表。1992年にはグラミー賞のBest Song Written for a Motion Picture, Television or Other Visual Mediaを受賞。
BRYAN ADAMS | ブライアン・アダムス – UNIVERSAL MUSIC JAPAN

Bryan Adams by Phil Hilfiker

ライアン・アダムス

ライアン・アダムスは1974年11月5日生まれの男性ソロシンガー。アメリカのノースキャロライナ出身。1995年から1999年までウィスキータウンというバンドで活動後、2000年にソロ名義で活動開始。これまで14枚のアルバムを発表。
RYAN ADAMS | ライアン・アダムス – UNIVERSAL MUSIC JAPAN

ryan adams by laura musselman duffy
キャリアはブライアンの方が長いですが、スタジオアルバムはライアンの方が多く発表しています。

ライアン・アダムスがブライアン・アダムスの曲をカヴァーする

2015年4月28日、ナッシュヴィルの Ryman Auditorium という会場で開催されたライアン・アダムスのライヴで、ライアンがブライアン・アダムスのSummer Of ’69をライヴでカヴァーした[1]ことが話題になりました。ここの部分だけ聞くと単に名前が似ている他人の曲をライアンがライヴでカヴァーしただけ、という事ですが、どうしてこれが話題になったのでしょうか? それは遡ること13年前に同じ会場で起こったある事件が発端でした。

Summer Of ‘69事件

それは2002年10月14日のライアン・アダムスのライヴ中に観客が「(ブライアン・アダムスの曲の)Summer of ’69を演奏しろ!」と冗談で叫んだことから始まりました。それ聞いて快く思わなかったライアンは、その観客に対して言葉で応酬。そしてスタッフに会場の照明を明るくさせて叫んだ人を特定することに成功するとその観客にチケット代の$30を返金するから会場から出て行くように指図します。加えて「そいつが出て行かない限り次の曲は演奏しないと」発言。そんなこと言われると出て行くしかないじゃない…と思ったのか冗談を言った観客が会場から退出しようとしたところ、ライアンのマネージャーであるパム・マシューズがその観客の元に駆けつけて、謝罪を行った上で会場から出て行かなくて大丈夫と伝えた[2]、という事件。結局その観客は$30を手に入れたとか。

そんな事件があった同じ会場でのライヴという事でライアン側、観客、会場側で色んな思いがあったとは思いますが、ライアンは誰かに促されることなく自らSummer Of ‘69を演奏しました。もちろん例のファンを許したという訳ではないでしょうけど。

ライアン・アダムスがブライアン・アダムスに連絡していた

ブライアン・アダムスによると実はライアンのライヴの前日にライアン自身がブライアンにカヴァーすることを前もって連絡していました。そのライアンのカヴァーの知らせに「ライアンがカヴァーをしてくれて嬉しい。彼は素晴らしいアーティストだよ。彼の曲をカヴァーしたいね、まだどの曲にするかは決めていないけど。」とブライアンは答えています[3]。ちなみにブライアンと同じ誕生日のライアンは2014年の誕生日にTwitterからブライアンへ誕生日を祝うメッセージを伝えお互いの誕生日を祝福し合うということから始まって連絡を取り合うようになったようです[4]

なんにしてもブライアンとライアンのちょっといい話なのに名前が似ているせいかややこしく聞こえるということで。